若年層より高年齢層が、ビール以外を頼むのはなぜ? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

若年層より高年齢層が、ビール以外を頼むのはなぜ?

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ビール類を飲む曜日・時間帯(全体)
  • ビール類を飲む曜日・時間帯(全体)
  • ビールを飲む曜日・時間帯(自宅)
  • ビールを飲む曜日・時間帯(外出先)
  • 飲むビールの種類:【平日】夜
  • 飲むビールの種類:【休日・祝日の前日】夜
  • 飲むビールの種類:【休日・祝日】夜
  • ビール類の購入重視点(TOP3)
  • ビール類の購入場所
 楽天リサーチは、ビールに関するインターネット調査を実施した。今回の調査は、6月6日から8日の3日間、楽天リサーチに登録しているモニターの中から、全国に在住する20代~60代のうち、自宅または外出先で月に1回以上ビール類を飲む男女計1,000人を対象に行った。

 月に1回以上ビール類を飲む人に対し、自宅または外出先でビール類を飲む曜日や時間帯を聞いてみたところ、自宅・外出先ともに「【平日】夜(67.2%・51.2%)」、「【休日・祝日の前日】夜(58.9%・46.1%)」、「【休日・祝日】夜(57.0%・36.8%)」がトップ3となり、「【休日・祝日】昼」が10%強で続いた。年代別に目立った差は、外出先の「【休日・祝日の前日/休日・祝日】夜」では、年代が上がるほどビール飲酒率は下がる傾向にあり、一方で60代の「【平日】昼」の飲酒割合が10%前後となる。

 夜に自宅で飲んでいるビールの種類について確認してみると、全体的に「普通のビール」が高くなっているが、相対的に【平日】は「発泡酒」「第三のビール」、【休日・祝日の前日/休日・祝日】で「プレミアムビール」が高くなっている。中でも、男性40~50代は【平日】に「第三のビール」がトップとなっており、節約志向が高いようだ。また、女性20~30代は【休日・祝日の前日】で「季節・シーズン限定のビール」が10%強と、ほかと比べて高い結果となった。

 各ビール類の購入重視点を上位3位まで聞いたところ、全般的に、飲んだときの口当たりに関する内容が多いが、発泡酒/第三のビールには「価格が安い」だけでなく「ゴクゴク飲める」といった手軽さや気軽さを求めているようだ。一方、プレミアムビール/地ビール/外国産ビールには「コクがある」「香りが良い」といった、じっくり味わえることが商品を選ぶポイントとなっている。参考値だが、フレーバービールやビアカクテルは飲みやすさを重視してか、「苦くない」がキーワードとして挙げられていた。

 購入チャネルでは、女性では「総合スーパー」「食品スーパー」が60%前後と高く、年代による違いはあまり見られなかった。一方、男性は20~30代で「コンビニエンスストア」、50~60代で「ディスカウントストア」が高く、年代での違いが見られた。各チャネルでの購入パターンについては、コンビニエンスストア/自動販売機/駅売店は「【缶】1缶ずつ」が多かった一方、総合スーパー/食品スーパーでは「【缶】6缶ずつ」、個人商店・専門店/ディスカウントストア/インターネット通販では「【缶】1ケース」で購入するなど、店舗によってバラ・まとめ買いの違いがあった。基本的には【缶】での購入パターンが多いが、個人商店・専門店では「【瓶】瓶ケース」も10.1%と突出していた。

 外出先では、1・2・3杯目以降で飲むお酒の種類がどのように変化するのかを【オン】と【オフ】に分けて分析。全体では【オン】の方が「ビール」を注文する割合が高く、特に1杯目では91.5%を占めている。逆に飲まないという人が多いのも【オン】のほうが高く、プライベートでしかお酒を飲まない層がいることが明らかになった。一方、【オフ】では、ビールの割合が高いものの、【オン】と比較すると「焼酎(甲類・乙類)/チューハイ・サワー・カクテル/ワイン・スパークリングワイン・シャンパン」など他のお酒を選択する人もいた。特に「ワイン・スパークリングワイン・シャンパン」は2・3杯目でもオンより飲酒率が6~7%高い。また、年齢層別に1杯目に「ビール」を注文した人が2杯目以降に何を注文するのかを分析すると、2杯目も「ビール」を注文する“ビールリピート率”は若年齢層(20~34歳)で【オン】62.3%・【オフ】52.3%。高年齢層(55~69歳)では【オン】40.3%、【オフ】33.2%と半数を下回り、高年齢層の方がビール以外を飲んでいることがわかった。2杯目のスイッチ先となるアルコール飲料は若年齢層で「チューハイ・サワー・カクテル」、高年齢層で「焼酎(甲類・乙類)」がビールに続き、年齢によって2杯目に飲んでいるアルコール飲料も異なっている。

意外!? 若年層よりも高年齢層の方がビール以外を頼む傾向に…楽天リサーチ調べ

《浦和 武蔵》

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