ブルージェイズの菊池雄星投手は3日（日本時間4日）、敵地でのナショナルズ戦に先発登板。6回を投げて6安打1失点、1四球7三振でまとめたが、勝敗は付かなかった。試合は9－3でナショナルズが勝利した。レッドソックスの上沢直之投手も同日、敵地でのツインズ戦でリリーフ登板。2回を2安打2四球1失点だった。こちらは5－2でツインズが勝利し、連勝を11に伸ばした。
◆【動画アリ】大谷翔平、“花巻東対決”で最速の192キロ適時打 菊池雄星は「最高の速球を投げた」指揮官も「素晴らしい」と脱帽
■最速157キロ、今季最多100球も実らず
初回、2回とゼロに抑えた菊池だったが、3回に先頭ジェイコブ・ヤング外野手に左越え二塁打を打たれると、3番C.J.エイブラムズ内野手に適時右前打を許し失点。しかし、後続を打ち取り、この回を最少失点で切り抜けた。
すると、4回先頭からは5者連続三振をマーク。尻上がりに調子を上げた菊池は、味方打線の援護もあり、今季3勝目の権利を持って6回でマウンドを降りた。
しかし、2番手のエリック・スワンソン投手が3－1の7回に勝ち越し3ランを被弾。同時に菊池の勝利投手の権利も消滅した。チームは結局、痛い逆転負けで3連敗となった。
MLB公式サイトは「スワンソンが登場し、ユウセイ・キクチの素晴らしいピッチングがまたも無駄に終わった」と指摘。打者24人に対して今季最多の100球を投げ、最速97.7マイル（約157.2キロ）という熱投が実らなかったことを嘆いた。
■制球乱れ打者10人に対して2安打2四球
レッドソックスの上沢は2点ビハインドの7回無死一、二塁から2番手でマウンドへ。先頭に四球を与えて無死満塁というピンチを招くと、1番アレックス・キリロフ外野手を二ゴロで本塁封殺。なお1死満塁で、2番エドゥアルド・ジュリアン内野手にカウント3－1からピッチクロック違反による押し出しで1点を献上した。続くライアン・ジェファーズ捕手には左中間への2点適時二塁打を許したが、後続を断ち、上沢はこの回1失点となった。
8回は見逃し三振、中飛、中前打、投飛で切り抜け、この日は打者10人に2安打2四球1失点（自責1）という内容だった。
上沢は前日のメジャー初登板で2回無安打無失点1奪三振という鮮烈な投球を披露していた。
◆【動画アリ】大谷翔平、“花巻東対決”で最速の192キロ適時打 菊池雄星は「最高の速球を投げた」指揮官も「素晴らしい」と脱帽
◆【動画アリ】上沢直之、圧巻のパーフェクトデビューに集まる称賛「歴史を作る」 指揮官は信頼「彼はいつでもストライクが投げられる」
