【MLB】大谷翔平「彼→一平さん」「厳しい1週間」「信頼していた方の過ち」 声明文発表から読み解く複雑な心境 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平「彼→一平さん」「厳しい1週間」「信頼していた方の過ち」 声明文発表から読み解く複雑な心境

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【MLB】大谷翔平「彼→一平さん」「厳しい1週間」「信頼していた方の過ち」 声明文発表から読み解く複雑な心境
  • 【MLB】大谷翔平「彼→一平さん」「厳しい1週間」「信頼していた方の過ち」 声明文発表から読み解く複雑な心境

ドジャース大谷翔平投手が、元通訳の水原一平氏の違法賭博疑惑について、試合前に声明を発表。新しい通訳の隣で、日本語のメモを読み上げるかたちで行われた。

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■「それくらい好きだったんだろう」一人称から考察も

大谷は、珍しく緊張した面持ちで登壇。時折、下唇を嚙み締めたり、早口になるなど、努めて冷静に話そうとしつつも動揺が見て取れた。信頼していた水原氏の裏切りとあって、大谷も心を痛めている様子で「悲しくショックと感じています」とも語った。

そんな大谷の複雑な胸中は、声明文にも表れていた。冒頭では、「僕自身も信頼していた方の過ちというのを、悲しくショックと感じています」と水原氏を“信頼していた方”と表現。

続く経緯説明では、「本当に数日前まで、彼(水原氏)がそういうことをしていたというのも全く知りませんでした。結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、みんなに嘘をついていたということになる」と、一人称を“彼”としていた。

しかし、途中で「一平さんはまずこういった取材の依頼があるとは僕には話していたなかった」「一平さんは、借金は自分のもの、つまり一平さんが作ったものと話しました」と“一平さん”呼びも垣間見えた。

その後も、基本的には“彼”という一人称であるものの、当時の情景を思い出していたのか“一平さん”呼びも入り交じり、約11分の声明で、“彼”は11回、“一平さん”呼びは6回だった。

この様子に、SNS上では「大谷さん優しい。『彼』からの『一平さん』だもん」「会見で『一平さん』って呼んでて、あんな仕打ちされても彼に対する礼儀はなくさないんだなと」「6億8000万窃盗されても一平さんと呼ぶ大谷翔平良い人や。それくらい一平さんが好きだったんだろうな」など、水原氏の一人称にも注目が集まっている。

大谷にとって「厳しい1週間」であったことは間違いないが、そんななかでも垣間見える人間性が、さらにファンの心を引き付けている。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)

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